ことばの両利き舎 日英バイリンガルを目指す

「バイリンガルになりたい!英語を話せるようになりたい!」という小中高生とその保護者の方を応援!

「英語を話せる」ことのメリットって?

「英語を話せる」 ことのメリットって?

英語を話せるようになりたい、バイリンガルになりたい、小中高生の皆さんとその保護者の皆様、英語学習の進み具合はいかがでしょうか?

 

あなたは

...そもそも『英語を話せる』と何がいいの? 日本語で十分じゃね?

と思ったことはありませんか?

 

特に子供さんに英語を教えていると、「世界中の人が日本語を話せばいいのに!」とか「なんで英語なんか勉強しなきゃいけないの?」なんてことをよく聞きます。

 

そこで今回は私なりの「英語を話せる」ことのメリット5つ挙げてみました。

 

何かを習得しようと決意して、実際に学習を始める前に、自分は「なぜ?」「何のために?」これをするのか...を深く突っ込んで考えてみるのも良いかもしれませんね。

 

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以下は私個人的にそうだと思っている5つのメリットです。 

  • 新しい出会いを通して未知の世界を知る
  • 日本人としての自尊心の確立
  • 「自己主張」と「全体調和」の両方をバランスよく築ける
  • 客観的な視点とメタ認知の向上
  • 認知力の向上と認知症の予防

 

一つ一つ見ていきます。良かったら最後までおつきあいください!(^^)!

目次 

 

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[1] 新しい出会いを通して未知の世界を知る

この点は多くの人が感じていることだと思います。

 

「英語を話せる」ことで色々な人と繋がると「楽しい!」や「ウキウキ!」感が生まれたりします。外国の人と仲良くなっていっしょに出かけたり、お家に遊びに行ったり、飲みに行ったり。『新しい自分に出会う♪』、みたいな感じです。

 

英語ができなければ一生つながることのなかったっであろうご縁」が、英語ができることで生まれる。これは「英語を話せる」ことのだいご味の一つだと思います。

 

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[2] 日本人としての自尊心の確立

これは母国語を離れて、または母国を離れることで、初めて自分の「アイデンティティ(「自分はこういう人間だ」という自己認識)」を強烈に意識するってことです。  

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例えば、高校を卒業して初めて故郷の親元を離れて、一人暮らしを始める。そのときに初めて、それまでの「当たり前」の生活が、いかに恵まれていたかに気づく、みたいな。

 

自分の故郷以外の場所・社会を体験して、自分の故郷の良さを実感する。外の世界を体験することで故郷と自分の一体感を思い出す、みたいな。

 

「英語を話せる」ようになり外国生活を体験する。そこで「日本人」としての自分を強く意識するようになる。そしてそれが「日本」の歴史・文化を尊重することにつながり、その一部である自分自身を尊重することになる。

 

そうやって「自己」をしっかり確立できた人は、「【異文化】の人を受け入れて尊重しつつも、自分らしさを失わずに交流できる」、という好循環になると思います。

 

余談ですが、外国文化に触れるのを拒みつつも「愛国心!」的なことを言っている人には、「排他的」な人が多い傾向があるように思います。

 

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はなっから受け入れない」のと、『違いを受け入れ」つつ、自分たちはこうですよと主張もする』のとでは、天と地ほどの差がありますよね。

 

[3]「自己主張」と「全体調和」の釣り合いをとれる

私の個人的な考えでは、英語は「自己主張」型、日本語は「全体重視」型の言語です。そして2つの言語の「構造的」な違いが、英語話者と日本語話者の「性格」の違いに影響を与えていると考えています。(または「性格」が先で、それが言語に影響を与えているというか...)

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英語の文は「主語」と「結論(述語動詞)」が文のアタマに出てくる。「話し手」という『主体』が『どうする(結論)』かが、まず優先される!

 

対して日本語の文は、「主語」が無くても会話が成立することが多い。そして「結論」は文の最後に来る。「話し手」個人よりも、聞き手を含めた『全体』性が優先される

 

どちらが良いとか悪いとかでなく、「自己」も大事で「全体」も大事。二つのバランスが大切だと思います。

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この2つの『いいとこどり(^^♪』をすることで、「自己主張」と「全体調和」の両方の良いところを併せ持つことができる!と私は考えています。 

 

ここ数十年くらい、欧米で東洋思想や瞑想の実践(マインドフルネス)が流行していますよね。スティーブ・ジョブズをしていたというし、NBAシカゴブルズの元ヘッド・コーチの名将フィル・ジャクソンは90年代初頭に、チームにを取り入れて、クセの強い個性派集団を6回のNBA王者に導きました。

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これは、おそらく「自分第一」や「個人主義」が行き過ぎたために、その対極の思想を取り入れることでバランスを保とうとした、という流れではないでしょうか。

 

反対に日本では、2000年代に入ったころから「個性尊重」「自分らしさ」「自己肯定感」を求める傾向が強くなっています。これは行きすぎた「全体主義」が「自己犠牲」を伴うことにみんな耐えられなくなり、その対極の思想に振れたんではないかと思います。

 

こういった流れは、人間が「個人」と「全体」のバランスをとりながら、さらに一段階、進歩しようとしている結果なのではないでしょうか。日本語と英語の両方を使えることで、その【バランス感覚】を磨けるという利点があるとわたしは考えています。

[4] 客観的な視点とメタ認知の向上

英語だけ使ってしばらくの期間生活していると、自分の中に「英語の自分」ができてきます。「英語の自分」と、「母国語(日本語)の自分」の、2つの人格。同じ一人の人間のなかに、2つのバージョンがあるみたいな。

 

そして、「英語の自分」から「日本語の自分」を見ることができるようになる。または「日本語の自分」から「英語の自分」を見ることもできる。つまり、一歩引いて自分の考えや行動を見る、客観的な視点メタ認知を向上させることができます。

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何かに対して「脊髄反射」的に反応するのではなく、周りの状況を見ながら大局的に「自分はどうしたら良いのか」という「客観的」な視点を持ちつつ行動することができるようになると思います。

[5] 認知機能の向上と認知症の予防

 これは「音読で外国語が話せるようになる科学」(著者:門田修平)の中で書かれていたことです。 

 

門田先生曰く、

「...バイリンガル話者は、脳のさまざまな領域を駆使することで、大脳、特に前頭連合野の(中央)実行機能が優れていることが明らかになっているのです。このことが認知症の平均発症年齢の差に如実に表れているというのです。」

 

これは嬉しい!! 英語学習にこんな副産物があるなんて(^^♪

 

特に印象に残ったのは、「フランス語」と「英語」のバイリンガル話者よりも、「日本語」と「英語」のバイリンガル話者の方がさらに大脳領域を鍛えられる。脳内の認知機能の向上が図れる、というものです。

 

これは、「日本語」と「英語」は「言語間距離」が大きい、つまり2つの言語の「違い」が極めて大きいのが理由だそうです。

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「フランス語」と「英語」、または「スペイン語」と「英語」などは、そこまで2つの言語の差異は大きくないけど、「日本語」は西洋の言語と比べてかなり「相違点」が多いその分、日本人が英語を学ぶのは「チャレンジング」だけど、大変な分だけ認知機能の向上が期待できる、のだそうです。

 

[6]まとめ

最後の「認知機能の向上」は、かなり大きな希望になりませんか?

大変な分だけ、ご褒美も大きいんですね。登るのが大変であるほど、上から見える景色は素晴らしいってことなんだなあ...と納得します。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。