ことばの両利き舎 日英バイリンガルを目指す

「バイリンガルになりたい!英語を話せるようになりたい!」という小中高生とその保護者の方を応援!

英語の講師、本音を語る

英語の講師、本音を語る

英語を話せるようになりたい、バイリンガルになりたい、小中高生の皆さん(とその保護者の皆様)、英語学習の進み具合はいかがでしょうか?

f:id:RYOKIKI:20210320192130p:plain

 

このブログを始めて1か月半ほどになります。わたしがこのブログを始めた理由は、「将来日本語と英語のバイリンガルになって、留学したい!海外に住みたい!英語を使う仕事をしたい!」という夢を持っている小中高生の人を応援したいと思ったからです。また私自身、この4月に自分の英語講座を立ち上げて、受講生の募集を始めました。

 

わたしは、真剣にバイリンガルを目指す人やその保護者の方に、有益で役に立つ情報を提供したいと思っています。

 

今回私がお伝えしたいのは

週1回1時間のスクール通いだけで、英語を話せるようにはなることはない

ということです。

 

いきなり自分の首を絞めるようですが、その理由を説明する前に、ざっと私の経歴をお話しさせていただきます。

 

 

  • 帰国後にTOEICでは960点をとれたが、英検1級は2回続けて不合格。英検はあきらめる(17年後に再挑戦してぎりぎり合格)。

 

  • 大手の英会話スクールで英会話講師として働く。「楽しい」だけの英会話に違和感。

 

  • マレーシアのクアラルンプールにある日系の大手学習塾で働き、日本人学校に通う日本人の子供たち向けの英語の授業を担当する。

 

  • 東京の小さな中国語教室で事務員として働く。当時は中国語も学習していた。

 

  • 四大会計事務所系の税理士法人で働く。国際取引の税務コンサルをする部署で、外国人・日本人の上司・同僚といっしょに仕事をする。入所前に受けたTOEICは985点。

 

  • 四大会計事務所系のコンサルファームで働く。M&Aに関する部署で、外国人・日本人の上司・同僚といっしょに仕事をする。

 

  • 30代半ばでうつ病になり仕事をやめて帰郷。4年の治療・療養と2年のリハビリ後に社会復帰。

 

  • 町にある個人経営の英会話スクールで、英文法の講師(対象は小中高生と社会人)をする。17年ぶりに英検1級に挑戦してやっと合格(二次試験はぎりぎり)。TOEICも受けたが下降して945点。

 

  • 英語講師として独立

 

以上のような経験をしてきて、今わたしが率直に思うことをお話しします。

 

週1回1時間のスクール通いだけで、英語を話せるようにはなることはない

 

とてもとても大切なポイントなので言い切ってしまいます。週1回1時間のレッスンだけで、家での学習などが「ゼロ」の場合、何年続けても出来るようにはならない、と私は考えています。まず現実を直視することが大事だと思います。

 

ただ、これは納得される方も大勢いらっしゃると思います。部活動で考えれば、週1回だけ練習をする吹奏楽部と、週4~5日練習する吹奏楽部とでは、どちらが「自分たちの望むレベル」の演奏することができるかは、考えるまでもありませんよね。

 

また、過去に自分が苦労して習得した知識や技能を考えてみても分かり易いでしょう。例えば、料理、IT技術、スポーツ、楽器の演奏、絵を描く、ダンスなどなど。その知識や技能を、何も知らない自分の子供が、週1回1時間のレッスンだけで、習得できると思うでしょうか。無理ですよね。

 

もちろん多少は出来るようにはなるでしょうが、英語に関して言うと、多少できても「学校」や「仕事」で使えるレベルにはなれません。おそらく「英会話スクール」にお子さんを通わせる保護者の方のイメージには、願わくば外国人と「普通にお話しできる」レベル、できれば「長期滞在」や「仕事」も可能なレベルになってほしい、と思っているのではないでしょうか。

 

「楽しい!」の次へ

 

しかし、子供向けの英会話スクールはどこも「楽しく」学べるものばかり。それが一番大切なのは間違いないです。学ぶことが苦痛なら、やらない方が絶対ましです。しかし、長年英会話スクールに通った結果、「楽しかった!」けで終わるケースもかなり多いのも事実です。

 

ここ20年くらい、日本中に英会話スクールが乱立していますが、今も大勢の生徒を集めているスクールには、立派な講師やカウンセラーの方がたくさんいます。お客様に喜んでもらって受講料をいただいていることを自覚している、立派なプロの方たちばかりです。週1回の授業でも「楽しんでほしい」「喜んでほしい」と思って仕事をしています。少なくとも私が一緒にお仕事をした人たちはそういう人が多かった。でもだからこそ、何年も通った結果、「楽しかった」以上のものは残らないという危険も潜んでいるのです。

 

英語学習への入口として、「楽しく」学ぶことは必須です。私も100%同じ考えです。ただその段階から、もう一つ、二つ進んで「実際に話せるようになる」には、本人が自主的に家で学習したり、英語を話す環境を自分で作ろうとしたりと、主体的に学ぶという姿勢が必要不可欠になってきます。「楽しい」プラスアルファということですね。

 

必要なのは「主体性」と、教室を「うまく活用する」意識

 

では、わたしが「楽しい英会話」を超えて、「実践英語」を身につけるために何が必要だと考えているかというと、

 

  1. 本人の興味や熱意(最も大切!)
  2. 家族の支えと友人(仲間やライバル)の存在(2番目に大切)
  3. メンター(例えば学校の先生や教室の講師)のサポート(大切だが最後でよい)

 

(わたしの仕事でもある)「英語講師」によるサポートは、一番下です。三つの中で一番重要性が低いです。残念な現実ですが、講師が自分の役割をわきまえていないと、子供たちの力を最大限に引き出すことはできないと思っています。上の3つのうち、1.と2.が無いのにも関わらず、3.だけで「話せる」ようになることはまずありません。

 

身もふたもない話かもしれませんが、本人の学習意欲と自主性がすべてを決めます。「それがあったらわざわざ高いお金払って通わせないよ!」と言われるかもしれません。

 

でもそこが無いのに、だらだらと長期にわたって、無理して通わせることはお勧めできません。通っているうちに英語に興味を持つようになる、ことも考えられます。しかし、そうでない場合は、そこに投資している「お金」や「時間」、「エネルギー」をほかのことに使って、そこで何らかの成果を出す方が建設的、生産的だと思います。そちらで得た成功体験が本人にとっての「自信」になれば、その後でまた英語を再開しても十分に間に合うと私は思います。

 

わたしは20歳で初めて海外に行って、そこから少しずつ習得してきました。小中高生やその保護者の方は、今「英語ができない」「興味が出ない」からと言って焦る必要は全くないと思います。

 

 

出会いとご縁がなにより大切

ただ、最初は本人に「やる気」も「前向きさ」もなかったけど、スクールに通うにつれてだんだん「好き」になることは、十分考えられます。人との出会いが人間性を形作るってことですね。クラスメートがきっかけとか、先生がきっかけとかで、「英語が好き」になる可能性は十分にありますよね。

 

また、いろんな人に出会うことで、今まで知らなった「新たな」自分が目覚めることがあります。「あっ、こんな自分がいたんだ!」とか「あっ、こんなスイッチが自分にあったんだ!」みたいな。これ、結構大事ですよね。「英語」よりも「英語を通して得る新たな出会いと経験」こそが大切ということです。

 

ですので、なんでもかんでも「スクールは無駄だ」とか「行く意味ない」というわけではなく、あくまで本人やご家族がスクールを「うまく活用できるかどうか」にかかっているということです。

 

結局どうすれば「話せる」ようになるのか?

私が今までの留学時の経験、講師としての経験、外国人の上司・同僚と一緒に仕事をした経験から、英語習得に必要だと思うことは(今のところ)、

 

1.知識を入れる(インプット)⇒

2.たくさん実践できる環境(アウトプット)⇒

3.気づきと改善⇒また1へ戻って繰り返す

 

この3つをバランスよく、かつ繰り返し何年も続けることで、英語が出来るようになるとわたしは考えています。また、二つめのアウトプットは、同じ相手・同じ環境でなく、異なる人相手や環境ですることが大切です。

 

この3つの中の1つ目の「インプット」ですが、インプットだけの英語については、過去30年以上にわたって指摘されている日本の英語教育の問題点ですので、あえて言う必要はないと思います。私が中高生のころの学校英語は、インプット98に対してアウトプット2くらいでした(あくまで私個人の感覚)。今は、さすがにここまでではないでしょう。それでも、50対50までは届かないのではないでしょうか。理想は50対50ぐらいか、40(イン)対60(アウト)だと思います。

 

もしお子さんにとって、受験に合格することが重要である場合は、「受験のため」と割り切って学習するしかないです。その代わり受験が終わってから取り戻すという方法です。決して不可能なことではないです。

 

2つ目の「アウトプット」ですが、これもやはり偏ってしまうと、途中で成長が頭打ちになってしまうでしょう。たくさん英語で交流をしても、間違えたときや、言いたいことを正確に伝えられなかったときに、「どこが」「どのように」足りなかったのかを知ることが、更なる成長へつながるカギになります。

 

3つ目の「気づきと改善」は2つ目の「アウトプット」と連動していますが、実際のコミュニケーションを通じて気づいた「今の自分に足りない点」を、「どうすれば」改善できるのかを発見して、それを実行することです。この「プロセス」を経ないと、ずーっと上達しないまま、同じレベルに停滞してしまうことになってしまいます。

 

長い長い学習の旅

今お子さんの英語学習は、1と2と3のバランスがどうなっていますか?偏っていないでしょうか。もし偏っていたとしても大丈夫です。ほかの2つを頑張ればいいだけです。

 

わたしが英語の講師として、「本気でバイリンガルを目指す小中高生」を支援したいと思っているのは、この3つ目の「気づきを得て改善する」部分です。

 

[2.] の「アウトプット」練習が必要だと感じる方は、低価格たくさんレッスンを受講できる大手の英会話スクールを活用するか、または実際に留学をしてみるといいと思います。

 

[1.] が必要な方は、学校の勉強を頑張りましょう(笑)。

 

もしもお子さんが上記に3つのステップのうち、3つ目の「気づきと改善」の部分が足りないと感じている場合、ひょっとしたら私に何かお役に立てることがあるかもしれませんので、その際はどうぞお気軽にお問合せください(最後に自分の宣伝になってしまい恐縮です)。

 

最後に講師の「思い」

最後までお読みくださってありがとうございました。私が英語を教える講師として大切にしたいことは、

 

「投資した時間、お金、労力に見合う成果を出してほしい」

 

「若いうちに成功体験を積むことで、人生を創っていくための「自信」「向上心」「挑戦心」を養ってほしい」

 

ということです。英語を話せるようになりたい、バイリンガルになりたい、小中高生の皆さん(とその保護者の皆様)、ぜひその夢をかなえてください!