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「バイリンガルになりたい!英語を話せるようになりたい!」という小中高生とその保護者の方を応援!

【英検準2級】ライティング対策

【英検準2級】ライティング対策

英語を話せるようになりたい、バイリンガルになりたい、小中高生の皆さんとその保護者の皆様、英語学習の進み具合はいかがでしょうか?

 

今回はもうすぐやってくる「2021年度第1回実用英語検定」の『準2級「ライティング対策」』を書こうと思います。受ける予定の方は、ぜひ読んで参考にしてみてください(^^)/

 

ちなみに「英検3級ライティング対策」の記事は以下のリンクからご覧ください。

目次

この記事と同じ内容の動画は、以下からどうぞ(^^♪

1. 【「英検」って何のため?】

そもそも「英検」ってなぜ受けるのでしょうか?何のために受けるのでしょう?

 

知らず知らずのうちに、英検に〈合格すること〉そのものが「目的」になってはいないでしょうか?

 

私たちが自動車学校に通って運転免許を取るのは、「車で自由に、いろんな場所に行く」という「目的」のためにです。決して、合格後に自分の免許を他人に見せびらかすために取得するわけではありませんよね(笑)。

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「英検」もまたしかりです。英語学習を頑張っている人は、「英語を話せるようになる!」「バイリンガルになる!」「海外で生活したい」「英語を使って仕事をしたい」などの、「目的地」へ辿り着くために頑張っているはずです。

 

その「目的地」へ到達するための、「中間目標」として、また「うでだめし」「モチベーションアップ」のために「英検」を《活用》しましょう!決して英検の合格証書そのものが目標になってしまわないように注意❕

 

自分の実力をつけるための【手段・道具】として英検を活用させてもらう。こういう姿勢でのぞむのが最も良いと私は思います(^^)/


2. 【講師としての「英検」実績】

わたしはこの1年半の間、小中高生の英文法クラスを担当させてもらいました。そのなかで、私が担当した生徒の英検合格者の数を挙げると、5級が8人4級が9人3級が9人準2級が11人2級(一次試験合格)が2人です。

 

決して自慢したいわけでもないし、これらが自分の手柄だと思っているわけでもありません生徒たちの努力の賜物ですし、何年も通って学習している「積み重ね」があるからこそ、こういう結果につながったのは間違いありません。また他の講師の方やスタッフさんたちの力も大きいです。

 

ただ、この1年半の間に、生徒たちが真剣に英語学習に取り組む姿や、試験に向けて準備している姿を見て、わたしなりに「英検は、これが重要!」と思える気づきを得ることができました。

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今回は、その「これが重要!」をこのブログで共有させてもらいたいと思います。どこの「馬の骨」ともわからない人間が「テキトー」に書いてるのではなく、〖英語学習の現場で、講師として生徒たちと向き合った結果〗得られた気づきをベースに、本当に大切で必要だと思うポイントを書いています。

 

(上記に合格実績を挙げさせて頂いたのは、記事の内容に一定の【客観性】と【信頼性】を持たせたいと思ったためです。)

3.【記事の目的】

英検準2級のライティングで【16点中13点】、つまり8割以上をとるための対策です。本当に自分の力をつけるには「ぎりぎり合格」ではなく、「8~9割の正解率で合格」を目指しましょう。

 

「準2級ライティング」を制すれば、同じ準2級の「スピーキング」(二次面接)への対策にも大きく前進できます。というのも「スピーキング」と「ライティング」はどちらも、〈頭の中の考え〉を外に出して「相手に伝える」、という共通項があるからです。いわゆる「アウトプット」ってやつですね。「手で書く」アウトプットか、「声に出す」アウトプットかの違いがあるだけです。

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さらには、準2級の「ライティング」「スピーキング」をモノにできれば、その次の【2級】へ進むのに大きな1歩を踏み出せます。

 

私の個人的な感覚では、英検【2級】のスピーキング(二次面接)を《しっかり丁寧に答えられる》力がつけば(33点中30点以上が目安)バイリンガル初段」と言って良いと思っています。ゆっくりでも、ときどきつっかえても、「丁寧に」自分の考えを相手に伝えることができれば、十分バイリンガル初段」と言っていいと思います!

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そして【準2級】は、その【2級】レベルに行く前の大切な関所みたいな感じですね。

4.【記事の対象】

この記事の対象は、英検準2級の一次試験を受ける予定の人、またその中でライティングで高得点を取りたいと思っている人、準2級受けたことあるけど理解が十分でない人、などに読んでいただきたいです。 

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5.【問題の内容】

英検準2級のライティング問題の内容は以下の通りです。

  1. 「英語で」質問が与えられる
  2. それに対する『自分の答え』を、根拠(または説明)を2つ書いて答える
  3. 文字数は50~60字程度

とこんな感じです。文字数は「なにがなんでも」このとおりに書かないといけないわけではないです。文字数が多少オーバーしても、内容がしっかりしていれば高得点を得られるはずです。

 

文字数を稼ぐために、おそまつな内容を多く入れ込むよりも、「内容をしっかりさせる」ことを重視してください!

 

そして、時間配分も大切です。ライティングはたった「一題」しか出題されないのに、【配点】が大きく、全体の3分の1もあります。なので、ここにしっかり時間とエネルギーを注ぎましょう

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「リーディング」や「リスニング」は、自分の知らない「単語」や「フレーズ」が出てきたら、もうあとは推測するしかありません。しかしこの「ライティング」は、「自分の知っている単語やフレーズ」を使って書くことができます

 

つまり「自分の道具(持っている知識)」を上手く《使う》方法を知ることが重要になります。そして、正しい方法を知ったうえで、練習をしっかり積めば、良い文章が書けるようようになります。

6. 【過去問】

それでは実際に出題された問題を見てみましょう。

"Do you think it is important for people to eat breakfast every day?" 

"Do you think parents should take their children to the museums?"

"Do you think school classrooms in Japan should use air conditioners in the summer?"

(引用元:準2級の過去問・対策 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

 

社会問題や一般論についての出題が多い傾向ですね。 

7. 【「3級ライティング」との重要な『違い』】

ここで一つ、3級と大きく異なる点があるので覚えておきましょう。

 

3級のライティングは「あなた自身」のことを聞かれる問題が出ます。「あなたは料理をするか」「あなたはテレビゲームは好きか」「あなたは何曜日が一番好きか」などです。

 

しかし、準2級ライティングは違います!「あなた自身」のことではなく、「世の中のトレンド」や「常識」について「あなたはどう思う?」と聞かれます。一つのテーマについて「自分の意見」を述べるという感じですね。

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例えば「日本の学校は夏にエアコンをつけるべきだと思うか」という出題の場合。

 

この質問に対して「夏は暑い。だからエアコンある方が良いです」だと、残念ながら説得力のない解答になってしまいます。なぜなら「あなたが」暑いと感じるのは「あなたの」感想であって、全員に言えるとは限らないからです

 

エアコンの冷房が体質的に苦痛だという人に、「暑いんだからエアコンつけた方がいいに決まってるじゃん!」と言って、納得してもらえるでしょうか?

 

自分の「体験談」は、あくまで「あなた一人」の個人的な感想にすぎません。対して「準2級ライティング」で聞かれているのは「一般的に言って(つまり、みんなにとって)、エアコンをつけるべきか、それとも不要か」を聞かれています。「なぜエアコンをつけた方が、より多くの人が納得すると思うのか?」を理由とともに説明しなければなりません。

 

みんなに共通の「事実」を示して、自分の結論をサポートするのです。ここが「準2級」以上では必要になってきます!

 

8. 【必須の文法「道具」】

さてここでは、英検準2級ライティングを制するために知っておくべき文法事項をおさらいしましょう。本番までに、文法【道具】上手く使えるようになりましょう!!

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(a) 「~することは・・・である」

不定詞の「To + 動詞の原形」または動名詞「動詞+"ing"」で「~することは・・・」という言い方を覚えておきましょう。

 

例えば

"To use air-conditioners at school consumes a lot of elctricity."(学校でエアコンを使うことは、多くのエネルギーを消費する)

"Eating breakfast everyday is not always good."(毎日朝食をとることが、必ずしも良いことだとは限らない)

 

また不定詞には、"It is ... ( for 人) + to + 動詞の原形." という言い方もあるので、こちらも覚えておきましょう。

"It is helpful for us to communicate with others online." (オンラインで人とお話できることは助かる)。

 

(b) 「一般的に言って・・・」「ふつうは・・・」

文の主語を "You" で始めると、誰か特定の人に向かって「あなたは...」と言うのではなく「一般的には」「ふつうは」という意味になります。"We" や "People" なども同じような意味で使われます。

 

たとえば、"You cannot go inside without wearing a mask these days."の文は、目の前の相手に「あなたは・・・」と言っているのではなく、「最近はだれもマスクなして店内に入ることはできない」のように「ふつうは・・・だ」のような意味で使われています。

 

(c) 接続詞when

「~の時に」という時間的な意味だけでなく、「~の場合に」「~の際に」という意味にも使います。

 

9. 【解答の作り方】

以下に、4つのポイントを挙げます。ここは、基本的に「3級ライティング」のときと同じです。ただ[4.]だけ準2級向けの重要ポイントとして新たに追加しています。

  1. まず質問に対する「自分の答え(結論)」を決める
  2. その答え(結論)から連想されるアイデアをたくさん挙げる(ひとり連想ゲーム)
  3. 挙げたアイデアを、大きく2つに分けてまとめる
  4. 全体に一貫性を持たせるために「答え(結論)」を常に意識

上の1~3は「3級ライティング」とほぼ同じですので、以下のリンクを参考にしていだけると幸いです。

そして 新たに追加の[4.]で、『全体に一貫性を持たせるために「答え(結論)」を常に意識』とあります。

 

これは、「準2級ライティング」では文字数が50字~60字多くなっているためです。どいうことかというと、文字数が多いと、書いている途中で「どんな結論に向かっているのか?」がうやむやになってしまうことがあります。全体を通して読むと、つじつまが合わない、なんてことになってしまう。

 

せっかくたくさん書いたのに、全体的に「何を」言っているのかが曖昧だと、読み手に伝わりません。当然、点数も低くなってしまうでしょう。

 

そういったことを避けるためにも、「自分の答え(結論)」を常に念頭において「その結論をサポートするために、文を書いているんだ」と忘れないようにしてください。

 

10. 【実践練習】

それでは例題を使って解答を作成してみましょう。

《例題》

"Do you think students in Japan should take classes from home through the Internet to avoid Covid-19 infection?"    

(あなたは、日本の学生はコロナ感染を避けるために、家からインターネットで授業を受けるべきだと思いますか)

 

【まず質問に対する「自分の答え(結論)」を決める】

「はい」の場合は、"Yes. I think students should take classes from home." 

「いいえ」の場合は、"No. I don't think students should take classes from home."

のような感じです。基本的に質問文の内容を使ってこたえましょう。

 

【その答え(結論)から連想されるアイデアをたくさん挙げる(ひとり連想ゲーム)】

ここでは「はい」を答えに選んだと仮定して、「連想ゲーム」でアイデアを挙げてみましょう。

 

「自分の答え(結論)」である【家から授業に参加するべき】を常に念頭において「連想ゲームをしましょう!

  • 健康を守ることが最重要
  • 全員がワクチン接種するまでの間の辛抱
  • PC、タブレットスマホあれば参加できる
  • フォローが必要な生徒には個別対応
  • コロナが何年も続くとは限らない
  • 週に1回、登校日を設ける

 

【挙げたアイデアを、大きく2つに分けてまとめる】

「自分の答え(結論)」である【家から授業に参加するべき】を常に念頭において「まとめる」作業をしましょう。

 

「結論」・・・家から参加すべき

「理由1」・・・生徒の健康を守ることが最重要。生徒・教員の全員がワクチン接種が終わるまで待つ。

「理由2」・・・学校が生徒をサポートすることで、リモート授業のデメリットはカバーできる。例えば、孤立を避けるために、精神的・学業的にフォローが必要な生徒には、学校が個別対応する。

 

【全体に一貫性を持たせるために「答え(結論)」を常に意識】

全体を見て、「結論」と「理由」が矛盾していないか?を自分でチェックしましょう。 ここまでをひとまとめにします。

 

"Yes. I think students should take classes from home.

I have two reasons. 

First, to protect students lives is the most important thing now. We should let students stay home and wait until everyone gets vaccinated.

Second, schools can give support to students to cover disadvantages of remote classes.  For example, if students have any academic or mental problem, school teachers will visit those students and have a counseling."

 

これは60字以上なので、"I have two reasons."は削除した方が良いですね。

11. 【「準2級ライティング」を制した後に見える景色とは?】

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英検「準2級ライティング」を制することばできたら、あなたの英語力はどうなっているのでしょうか?

 

「準2級ライティング」を8~9割の点でクリアできれば、実用英語に大切な【アウトプット】力半分を制したことになります。もう半分は「スピーキング」力です。前半で書いたように、「頭の中の考え」を、相手に伝わるように外に出すのがアウトプットで、「ライティング」は書くアウトプット、「スピーキング」は声に出すアウトプットです。 

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つまり、「ライティング」でしっかりと実力がつけば、今度は同じことを「実際に声に出して」練習したり「人が言っているのを聞く」練習をするだけです。根っこは同じなのでライティングを制する」ことは「スピーキングを制する」ためへの大きな前進です

 

ぜひ将来のバイリンガルを目指して、「準2級ライティング」をものにしましょう!

 

最後までお読みくださりありがとうございました。 

【英検3級】ライティング対策 

【英検3級】ライティング対策

英語を話せるようになりたい、バイリンガルになりたい、小中高生の皆さんとその保護者の皆様、英語学習の進み具合はいかがでしょうか?

 

今回は、もうすぐ始まる「2021年度第1回実用英語検定」の『3級「ライティング対策」』を書こうと思います。受ける予定の方は、ぜひ読んで参考にしてみてください(^^)/

 

同じ内容の動画はこちらです。 

 

目次

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1. 「英検」って何のために受けるの?

そもそも「英検」って、なぜ受けるのでしょう?なんのために受けるのでしょう?

 

知らず知らずのうちに、英検に〈合格すること〉そのものが「目的」になってはいないでしょうか?

 

私たちが自動車学校に通うのは、車で「自由に、いろんなところに行く」という「目的」のためにです。決して、合格後に自分の免許を他人に見せびらかすために取得するわけではありませんよね。

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「英検」もまたしかりです。英語学習を頑張っている人は、「英語を話せるようになる!」「バイリンガルになる!」「海外で生活したい」「英語を使って仕事をしたい」などの、「目的地」へ辿り着くために頑張っているはずです。

 

その「目的地」へ到達するための、「中間目標」として、また「ウデ試し」「モチベーションアップ」のために「英検」を《活用》しましょう!決して英検の合格証書そのものが目標となってしまわないように注意しましょう。

 

英語の【実力】をつけるための【手段・道具】として英検を活用させてもらいましょう。

 

2. 講師としての「英検」実績

わたしはこの1年半の間、小中高生の英文法クラスを担当させてもらいました。そのなかで、私が担当した生徒の英検合格者の数を挙げると、5級が8人4級が9人3級が9人準2級が11人2級(一次試験だけ)が2人です。

 

決して自慢したいわけでもないし、これらが自分の手柄だと思っているわけでもありません。1年半の間に、生徒たちが英語学習と向き合う姿や、試験に向けて準備している姿を見て、わたしなりに「これが重要!」と思える《気づき》を得ることができました。

 

そして今回、その私なりの「これが重要!」をこのブログで共有させてもらいたいと思います。どこの「馬の骨」ともわからない人間が「テキトーなこと」を書いてるのではなく、〖英語学習の現場で、講師として生徒たちと向き合った結果〗得られた気づきがベースになっています。

3.【記事の目的】

英検3級のライティングで16点中13点、つまり8割以上をとるための対策です。本当に自分の力をつけるには、「ぎりぎり合格」ではなく、「8~9割の正解率で合格」を目指しましょう。

 

なぜかというと、「3級ライティング」だけの問題ではなくはなくて、3級の二次面接(「スピーキング」)や、そのあとの【準2級】や【2級】へとつながっていく、大切な土台になるからです

4.【記事の対象】

この記事の対象は、英検3級の一次試験を受ける予定の人、またその中でライティングで高得点を取りたいと思っている人、3級受けたことあるけど理解が十分でない人、などに読んでいただきたいです。 

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5.【問題の内容】

さて、英検3級のライティングって、いったいどんな内容の問題なのでしょうか。

 

簡単に言うと、

  1. 「英語で」質問が与えられる
  2. それに対する『自分の答え』を、根拠(または説明)を2つ書いて答える
  3. 文字数は25~35字程度
  4. 時間配分は10分~15分が目安

とこんな感じです。文字数は「なにがなんでも」35文字以内に収めないといけないわけではないですし、「なにがなんでも」25文字より多く書かないといけないわけではないです。文字数が多少オーバーしても、内容がしっかりしていれば高得点を得られるはずです。

 

そして、時間配分も大切です。ライティングはたった「一題」しか出題されないのに、【配点】が大きく、全体の3分の1もあります。なので、ここにしっかり時間とエネルギーを注ぎましょう

 

「リーディング」や「リスニング」は、自分の知らない「単語」や「フレーズ」が出てきたら、もうあとは推測するしかありません。しかしこの「ライティング」は、「自分の知っている単語やフレーズ」を使って書けばいいのです

 

つまり「自分の道具(持っている知識)」を上手く《使う》方法を知ることが重要になります。そして、正しい方法を知ったうえで、練習をしっかり積めば、良い文章が書けるようようになります。

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6.【過去問】

では以前の英検3級で、どんなライティング問題が出たかを見てみましょう。

 

Do you often use a bike in your free time?(あなたは休みのときに自転車を使いますか(乗りますか)?)

 

Do you want to study abroad in the furure?(あなたは将来外国で勉強したいですか?)

 

Which do you eat more often, rice or bread?(あなたは、お米(ごはん)とパンのどちらをよく食べますか?)

 

What day of the week do you like the best?(あなたは一週間のうちで一番好きな曜日は何ですか?)

(引用元:3級の過去問・対策 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

 

上記4つの中から、2つほど試しに答えを書いてみましょう。以下は、私個人が作った解答例です(英検の公式の模範解答ではありません)。

 

〈例題1〉

“Do you often use a bike in your free time?”(君は休みの日によく自転車に乗るかい?)

 

《解答例》 

"Yes. I use my bike every weekend.

I have two reasons. 

First, my father bought me a new bike on my birthday last year. 

Second, I like staying outside and sometimes go cyclying with my father."

 

さて、解答には「型」(骨組み)があります。まず「骨組み」を作ってから、そこに【肉】付けをしていくと、さらさらっと解答できます。

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以下に示すのが「型(骨組み)」です。

 

まず、【自分の答え(結論)】を言う。

つぎに、【理由が二つあります】と言う。

そして【一つ目・・・】を述べて、【二つ目・・・】を述べる。

 

以上が「型(骨組み)」です。まずはこれをしっかり覚えてください。

 

〈例題2〉

“Which do you eat more often, rice or bread?”

「君はごはんとパンのどっちをよく食べる?」

 

《解答例》

I eat rice more often than bread.  

I have two reasons.

First, I like Japanese food very much.  In the morning, I eat rice and Natto for breakfast.

Second, I like rice balls.  My mother often makes rice balls for my lunch.  

 

まずはこの「型」通りに書くことをおさえましょう。

7.【書き方の重要ポイント】

さて、ここが英検3級ライティング対策で、最も重要です!実際に試験にのぞむ際、覚えておきたい【重要なポイント】を見ていきましょう。

 

(1) まず質問に対する「答え(結論)」を決める

(2) その「結論」に肉付けする

   (a) ひとり連想ゲーム
   (b) 二つ選んで一つ捨てる
   (c) アイデアひとつにつき、一文または二文で説明

(3) 言いたいことは簡潔に、シンプルに。

 

上の【重要ポイント】を使って、実際に問題を解いてみましょう。

 

《例題》"Do you get up early in the morning?"

(a) まず質問に対する「答え(結論)」を決める

質問に対する「答え(結論)」は、

“Yes. I get up early every morning.” または

“No. I don't get up early.” のどちらかになります。

(b)その「結論」に肉付け

      i.)ひとり連想ゲームをする!

テーマについて「思いつくまま」たくさん挙げてみましょう!ここでは「早起き」なので「早起き」について、なんでも良いから思いつくままに殴り書きしてみましょう。

 

例えば、「早起き」といえば・・・「健康的」「ラジオ体操」「犬の散歩」「おじいちゃん」「鳥の鳴き声」など。

      ii.) 二つ選んで残りは捨てる

次にやることは、上で挙げたたくさんの「連想ことば」から、2つ選びましょう。選んだ2つ以外は捨てましょう。ここでは「健康的」と「犬の散歩」を選びます。

    iii.) 1つのアイデアにつき一文または二文で説明する

そして、選んだ2つのそれぞれについて、一文または二文で説明を加えます。

 

例えば、「健康的」については、

”Getting up early is good for health.” なんかよいですね。

 

また、「犬の散歩」については、

”I walk my dog to the park every morning. My dog gets up earlier than I. ”としました。

 

さて、ここまでをひとまとめにしましょう。

“Yes. I get up early every morning.

I have two reasons.

First, getting up early is good for health. I feel good when I get up early.

Second, I walk my dog to the park. My dog gets up earlier than I.”  

となりました。 

(c)言いたいことは「簡潔に!」「シンプルに!」

  • 難しい文章が「賢い」「優れている」わけではない
  • 相手に「伝わる」ように書くことが最重要!

 ということを肝に銘じておきましょう!

8.【過去問で実戦練習】

さてでは前の段落でおさえた「重要ポイント」を使って、過去問を解いてみましょう。

 

《問題》"Do you use a bike in your free time?"

 

(a)まず質問に対する「答え(結論)」を決める

“Yes. I use my bike every weekend.” または

“No. I don’t use a bike.”

 

(b)その「答え(結論)」に肉付け

  i.)ひとり連想ゲーム 

「自転車」から連想・・・「サイクリング」「健康によい」「誕生日プレゼント」「自転車レース」「友達といっしょ」など。

 

 ii.) 二つ選んで残りは捨てる

「サイクリング」と「誕生日プレゼント」

 

iii.) 一つのアイデアにつき、一文または二文で説明する

サイクリング:I like going cycling around the town with my friend.

誕生日プレゼント:My father bought me a new bike for my birthday last year. I like my new bike very much.

_________________________________ 

ここまでをひとまとめにすると、

"Yes. I use a bike every weekened.

I have two reasons.

First, I like going cycling around the town with my friend.

Second, my father bought me a new bike for my birthday last year. I like my bike very much. “ 

となります。

_________________________________

 

もうひとつ見てみます。

《問題》"Which do you like better, rice or bread?"

 

(a) まず質問に対する「結論」を決める

“I eat rice more often than bread.”や

“I eat bread more often than rice.”など。

 

(b)その「結論」に肉付け

    i.) ひとり連想ゲームをする

「ごはん(お米)」といえば・・・「おにぎり」「和食」「味噌汁」「納豆」「朝食は和食」など。

 

   ii.) 二つ選んで残りは捨てる

「和食が好き」と「おにぎり」

 

  iii.) 1つのアイデアに一文または二文で説明

 「和食が好き」"I like Japanese food very much.  In the morning, I usually eat rice, Miso-soup and Natto."

  「おにぎり」"I like rice balls.  My mother often makes rice balls for my lunch."

___________________________________

 

ここまでをひとまとめにすると・・・
“I eat rice more often than bread.
I have two reasons.
First, I like Japanese food very much. In the morning, I usually eat rice, Miso-soup and Natto.
Second, I like rice balls. My mother often makes rice balls for my lunch.”

となります。

  

9.【使える文法】

さてここでは、英検3級ライティングで知っておくべき、文法事項をおさらいしましょう。本番までに、文法【道具】上手く使えるようになりましょう!!

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   (a). 人を主語にする

英検のライティングは、「あなたは・・・・ですか?」とあなた自身のことを聞く質問が出題されます。なので、「わたしは・・・です」と自分を主語にする英文を使えることが必須となります。

 

「わたしは・・・する」と言いたいとき、

 “I like ...”、“I enjoy ...”、“I don't like ....” などを使います。

特に、"I like ~ing." や "I enjoy ~ing."、"I want to ~." という言い方は必ず覚えておきましょう。

 

また、Be動詞の文も必要に応じて使えるようにしておきましょう(“I am ....” “I was ....”など)。

 

たとえば、下のような言い方ができます。

 

“I like riding a bike on a sunny day.”

わたしは晴れた日に自転車にのるのが好きです。

 

“We want to visit there in the future.”

わたしたちは将来そこを訪れたいです。

 

“I am a member of school soccer team.”

わたしは学校のサッカー部のメンバーです。

 

“I am interested in cooking Japanese foods.”

わたしが和食の料理に興味があります。

 

こういった英文をしっかり使えるように練習しておきましょう。

 

   (b).「ものごと」を主語にする

つぎは、「~することは」のような物事を主語にする場合の文法道具です。これは動名詞と呼ばれています。

 

動名詞「動詞+ing」で「することは」の意味になります。

 

例えば、"play" は「~をする」です。そして"plaing"は「~をすること」の意味になります。

 

"Playing soccer is fun." は「サッカーをすることは、楽しいです」の意味になります。

 

また、"watch"は「~を見る」の意味で、"watching"は「~を見ること」の意味になります。

 

"Watching YouTube is very helpful."であれば、「YouTubeを見ることで、とても助かる」という意味になります。  

   (c.)「イベント」について話す

「~がある」というフレーズも必ず覚えましょう。行事やイベントが開催されるということを言うときに「~がある」という言い方をします。

 

☆“We have ...” または “Our --- has ...”を使うと「~がある」という意味にできます。

 

例えば、"We have a big music competition at shcool."や、他にも

"Our school has a sports festival in May."のような言い方もします。

 

☆"There is (are)..."でも「~がある」という意味になります。

"There is a big music competition at school."

"There is a sports festival in May."と言うこともできます。

    (d.)「可能」なこと

「~できる」という表現も、とても大切で頻繁に使うフレーズです。必ず覚えましょう。

 

「わたしは(わたしたちは)~できる」は、

“I (We) can ...”を使います。

 

"I can play with friends for many hours on Sunday."

"We can go skiing to the mountain every winter."

"We can learn different cultures and languages."

10.【まとめ】

ここまでお付き合いくださってありがとうございます。以下にこのブログの要点をまとめておきます。

  • 英検3級ライティング問題の配点は16点。8割以上(16点中13点以上)を目標に。
  • 時間配分は「15分」は必ず確保する(配点が高いため)。可能なら試験開始直後に解き始める。
  • まず「自分の答え(結論)」からスタート!
  • その「答え(結論)」から肉付けしていく
  • 言いたいことは、「簡潔に!」「シンプルに!」
  • 文字数よりも内容の出来の方がはるかに大事

11.【最後に】

英検3級の「ライティング」力は、その後の【準2級】や【2級】のライティングの大事な【土台】になります。ここをおろそかにしたり、この力が十分でないと【準2級】や【2級】の「ライティング」で、つまづく可能性が大きいです。

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反対に3級の「ライティング」をものにすれば、準2級や2級でのライティングもスムーズに学習できるでしょう。「3級レベル」のライティングという【土台】の上に、【準2級】や【2級】の技能を積み上げていくからです。

 

また、ライティングは「スピーキング(話す力)」の【土台】にもなります。「あなたは~ですか?」という英語の質問に対して、「わたしは、ぼくは・・・」と答えるのが、二次試験でテストされます。

 

内容的に「スピーキング」は、「ライティング」の内容を「耳で聞いて」「声をだして答える」ような感じです。

 

なので「ライティング」力がなければ、「スピーキング」でも、単語を連発するだけになってしまいかねない。"Hello" や "Yes"、"No"、"Nice"、"Thank You"、"Good"、"Bad" など、知っている語を「ただ言う」だけになってしまう可能性があります。

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反対に「ライティング」力が十分あれば、その内容を口に出して「話す」、耳で「聞く」練習を繰り返すことで、「スピーキング」をモノにできるのは時間の問題です。そうなれば二次試験の「スピーキング」試験は楽しめるでしょう。

 

さらに付け加えると、ライティングを制することは「論理性」を築くことにもつながります。自分の「答え(結論)」を決めて、その結論の《理由・根拠》を示しながら、相手に伝わるように書く・話す。これは「論理性」を構築するための、とてもよい練習だとわたしは思います。

 

そして、文の構築法を学習することで、英語だけでなく、国語(日本語)の文章構成の理解も深まるはずです。なぜなら、「相手に伝わる」ように単語や文章を順序良く「組み立てていく」ことは、英語でも日本語でも同じように【大切】だからです。

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ライティングを「ものにする」価値は思っているよりはるかに大きいです!

 

ぜひ、がんばって〖実力〗を養ってください!リーディングやリスニングが弱いと思っている人も、ライティングで十分ばん回できます。

 

あきらめずに挑戦しましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。 

「英語を話せる」ことのメリットって?

「英語を話せる」 ことのメリットって?

英語を話せるようになりたい、バイリンガルになりたい、小中高生の皆さんとその保護者の皆様、英語学習の進み具合はいかがでしょうか?

 

あなたは

...そもそも『英語を話せる』と何がいいの? 日本語で十分じゃね?

と思ったことはありませんか?

 

特に子供さんに英語を教えていると、「世界中の人が日本語を話せばいいのに!」とか「なんで英語なんか勉強しなきゃいけないの?」なんてことをよく聞きます。

 

そこで今回は私なりの「英語を話せる」ことのメリット5つ挙げてみました。

 

何かを習得しようと決意して、実際に学習を始める前に、自分は「なぜ?」「何のために?」これをするのか...を深く突っ込んで考えてみるのも良いかもしれませんね。

 

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以下は私個人的にそうだと思っている5つのメリットです。 

  • 新しい出会いを通して未知の世界を知る
  • 日本人としての自尊心の確立
  • 「自己主張」と「全体調和」の両方をバランスよく築ける
  • 客観的な視点とメタ認知の向上
  • 認知力の向上と認知症の予防

 

一つ一つ見ていきます。良かったら最後までおつきあいください!(^^)!

目次 

 

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[1] 新しい出会いを通して未知の世界を知る

この点は多くの人が感じていることだと思います。

 

「英語を話せる」ことで色々な人と繋がると「楽しい!」や「ウキウキ!」感が生まれたりします。外国の人と仲良くなっていっしょに出かけたり、お家に遊びに行ったり、飲みに行ったり。『新しい自分に出会う♪』、みたいな感じです。

 

英語ができなければ一生つながることのなかったっであろうご縁」が、英語ができることで生まれる。これは「英語を話せる」ことのだいご味の一つだと思います。

 

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[2] 日本人としての自尊心の確立

これは母国語を離れて、または母国を離れることで、初めて自分の「アイデンティティ(「自分はこういう人間だ」という自己認識)」を強烈に意識するってことです。  

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例えば、高校を卒業して初めて故郷の親元を離れて、一人暮らしを始める。そのときに初めて、それまでの「当たり前」の生活が、いかに恵まれていたかに気づく、みたいな。

 

自分の故郷以外の場所・社会を体験して、自分の故郷の良さを実感する。外の世界を体験することで故郷と自分の一体感を思い出す、みたいな。

 

「英語を話せる」ようになり外国生活を体験する。そこで「日本人」としての自分を強く意識するようになる。そしてそれが「日本」の歴史・文化を尊重することにつながり、その一部である自分自身を尊重することになる。

 

そうやって「自己」をしっかり確立できた人は、「【異文化】の人を受け入れて尊重しつつも、自分らしさを失わずに交流できる」、という好循環になると思います。

 

余談ですが、外国文化に触れるのを拒みつつも「愛国心!」的なことを言っている人には、「排他的」な人が多い傾向があるように思います。

 

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はなっから受け入れない」のと、『違いを受け入れ」つつ、自分たちはこうですよと主張もする』のとでは、天と地ほどの差がありますよね。

 

[3]「自己主張」と「全体調和」の釣り合いをとれる

私の個人的な考えでは、英語は「自己主張」型、日本語は「全体重視」型の言語です。そして2つの言語の「構造的」な違いが、英語話者と日本語話者の「性格」の違いに影響を与えていると考えています。(または「性格」が先で、それが言語に影響を与えているというか...)

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英語の文は「主語」と「結論(述語動詞)」が文のアタマに出てくる。「話し手」という『主体』が『どうする(結論)』かが、まず優先される!

 

対して日本語の文は、「主語」が無くても会話が成立することが多い。そして「結論」は文の最後に来る。「話し手」個人よりも、聞き手を含めた『全体』性が優先される

 

どちらが良いとか悪いとかでなく、「自己」も大事で「全体」も大事。二つのバランスが大切だと思います。

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この2つの『いいとこどり(^^♪』をすることで、「自己主張」と「全体調和」の両方の良いところを併せ持つことができる!と私は考えています。 

 

ここ数十年くらい、欧米で東洋思想や瞑想の実践(マインドフルネス)が流行していますよね。スティーブ・ジョブズをしていたというし、NBAシカゴブルズの元ヘッド・コーチの名将フィル・ジャクソンは90年代初頭に、チームにを取り入れて、クセの強い個性派集団を6回のNBA王者に導きました。

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これは、おそらく「自分第一」や「個人主義」が行き過ぎたために、その対極の思想を取り入れることでバランスを保とうとした、という流れではないでしょうか。

 

反対に日本では、2000年代に入ったころから「個性尊重」「自分らしさ」「自己肯定感」を求める傾向が強くなっています。これは行きすぎた「全体主義」が「自己犠牲」を伴うことにみんな耐えられなくなり、その対極の思想に振れたんではないかと思います。

 

こういった流れは、人間が「個人」と「全体」のバランスをとりながら、さらに一段階、進歩しようとしている結果なのではないでしょうか。日本語と英語の両方を使えることで、その【バランス感覚】を磨けるという利点があるとわたしは考えています。

[4] 客観的な視点とメタ認知の向上

英語だけ使ってしばらくの期間生活していると、自分の中に「英語の自分」ができてきます。「英語の自分」と、「母国語(日本語)の自分」の、2つの人格。同じ一人の人間のなかに、2つのバージョンがあるみたいな。

 

そして、「英語の自分」から「日本語の自分」を見ることができるようになる。または「日本語の自分」から「英語の自分」を見ることもできる。つまり、一歩引いて自分の考えや行動を見る、客観的な視点メタ認知を向上させることができます。

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何かに対して「脊髄反射」的に反応するのではなく、周りの状況を見ながら大局的に「自分はどうしたら良いのか」という「客観的」な視点を持ちつつ行動することができるようになると思います。

[5] 認知機能の向上と認知症の予防

 これは「音読で外国語が話せるようになる科学」(著者:門田修平)の中で書かれていたことです。 

 

門田先生曰く、

「...バイリンガル話者は、脳のさまざまな領域を駆使することで、大脳、特に前頭連合野の(中央)実行機能が優れていることが明らかになっているのです。このことが認知症の平均発症年齢の差に如実に表れているというのです。」

 

これは嬉しい!! 英語学習にこんな副産物があるなんて(^^♪

 

特に印象に残ったのは、「フランス語」と「英語」のバイリンガル話者よりも、「日本語」と「英語」のバイリンガル話者の方がさらに大脳領域を鍛えられる。脳内の認知機能の向上が図れる、というものです。

 

これは、「日本語」と「英語」は「言語間距離」が大きい、つまり2つの言語の「違い」が極めて大きいのが理由だそうです。

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「フランス語」と「英語」、または「スペイン語」と「英語」などは、そこまで2つの言語の差異は大きくないけど、「日本語」は西洋の言語と比べてかなり「相違点」が多いその分、日本人が英語を学ぶのは「チャレンジング」だけど、大変な分だけ認知機能の向上が期待できる、のだそうです。

 

[6]まとめ

最後の「認知機能の向上」は、かなり大きな希望になりませんか?

大変な分だけ、ご褒美も大きいんですね。登るのが大変であるほど、上から見える景色は素晴らしいってことなんだなあ...と納得します。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。 

英語学習【失敗の本質】

英語学習「失敗の本質」

英語を話せるようになりたい、バイリンガルになりたい、小中高生の皆さんとその保護者の皆様、英語学習の進み具合はいかがでしょうか?

 

みなさんは「失敗の本質」という本、または「超入門『失敗の本質』」という本を読んだことはありますか。これらの本の主題は、1930年代から1945年までの戦争においての日本軍の失敗の原因が、今現在の日本組織・日本人の失敗と、本質的に同じで変わっていない、という衝撃的な内容です。

失敗の本質|文庫|中央公論新社

「超」入門 失敗の本質 | 書籍 | ダイヤモンド社

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ちなみに私は「超入門」の方しか読んでいないですが、それでもすごく勉強になりました。そして「何年も英語を勉強したのに、できるようにならない」という英語学習の失敗にも類似している!と思ったのです。

 

今回は、この「失敗の本質」「超入門『失敗の本質』」で得た気づきを、英語学習にあてはめて考えてみたいと思います。


[1]戦略が超「あいまい」!

細かいことは割愛します。この本で言っている重要なことの一つが、「日本軍は、戦略があいまいで、目標達成につながらない無駄な勝利を積み上げた」ということ。


太平洋の覇権争いで、日本軍は全体の約7割の島を占拠したが、その7割は実は戦略的に無価値だったそうです。対する米軍は、戦略的に重要な残りの3割だけを集中的に占拠して、太平洋の覇権を握ったというものです。

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米軍は、「戦争で勝利する」という明確な目的のために、重要でない島には一切関与せず勝利につながる重要な島だけに全力を注ぎこみ、集中的に占拠しました。

 

対する日本軍は、「何のため」に「何をする」のかが極めてあいまいで、大局的な戦略がなく精神論で押し切ったり、その場の空気に流されたりで、戦争の中盤あたりから次々に敗北を重ねて、最終的に自国をぼろぼろの焼け野原にしてしまいました。

 

[2]英語学習における「失敗」とは?

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これをわたしたち日本人の英語学習にあてはめてみます。中学、高校と6年間英語を勉強しているのに、英語を使える水準にはならない。なぜか?

 

これは目標達成のための「戦略」があいまいだから。

 

「目的地」の設定と、「目的地へ至るための手段」を、それぞれ明確に定義していないから。

 

私の理解では、日本の学校教育の目的地は大学入試です。【建前】は違うかもしれませんし、学業以外にも、多くのことを学び、経験して、人間的に成長するのが学校教育の根幹だと思います。

 

しかし、広く社会を見渡してみて、多くの親御さんや企業・官公庁で働いている人が、高偏差値大学の出身者を無条件に崇めるのは紛れもない事実ですし、重役についている人は有名大学出身者が圧倒的に多いです

 

「大学入試で志望校に合格するため」という《目的地》を設定して、そこへと向かって学習している以上、その学習が「社会に出てから武器になる英語へとつながらないのは、ある意味当然だと思います。

 

[3]最大の障壁は「他人まかせ」

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ちなみに、日本の教育の在り方や英語教育を非難したり批判したりするのはあまり意味があるとは思いません。それよりも「自分で」「自分たちで」英語をものにするんだ!という覚悟を持てるかどうか、だと思います。

 

まず、他人任せや、学校教育に過度に期待するのをやめることです。

 

学校教育は、(全面的でなく部分的であるにしろ)目的地が「大学受験」である現実を、受け止める。目的地が「大学受験」である以上、入試問題や学校英語の内容が、いくら実用的な内容を入れ込んでいても、学校英語だけで実用レベルにはならないと知りましょう。

  

そうなると「仕事で使える」レベルの英語力を身につけるための「プラスアルファ」を自分で作り出すことが必須です。人任せ、学校任せ、塾任せ、スクール任せでは、絶対にできるようにはならないと肝に銘じましょう!

 

[4]まず目的地を明確にする_「あいまいさ」は排除!

これが最重要です!!!まずここを明確にしないと、何年も学習にお金と時間とエネルギーを使ったあげく、それらが「無駄だった」となってしまうかもしれません。まさに日本軍のように...

 

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自分は、または自分の子供は、「将来、英語で仕事をする水準になる」ことを目標としているのか、それとも「大学受験で志望校に入る」ことを目標としているのか...

 

どちらが良いとか優れているとかではなく、自分の目指しているところはどこなのか、ということを明確にしておきましょう。

 

「志望校に合格したいし、受験で勉強した英語がそのまま「仕事で使える」水準になったらいいな♪」と、現実を直視しないで希望的観測を抱いている場合、どちらも中途半端で、どちらもモノにならない可能性も...米軍にコテンパンにやられた日本軍のように。

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「あわよくば」や「希望的観測」は捨て去りましょう!

 

 [5]「何をするのか」と「何をしないのか」を決める!

今回は分かりやすく以下の2つの目的地を仮定します。

  • 実用英語や英会話は不要!志望大学に入ることが命
  • お子さんに将来「海外生活」や「英語を使って仕事」ができるようになって欲しい

もしあなたが、1つ目の「うちの子には、実用英語や英会話は不要!志望大学に入ることが命」のようなお考えの場合、英会話教室や実践練習はとくに必要ありません。学校の勉強と学習塾の英語で十分な対策ができると思います。

 

そして、もしあなたが二つ目の「お子さんに将来『海外生活』や『英語を使って仕事』ができるようになって欲しい」場合、学校での学習に加えて「アウトプット」重視の学習が必要になります。 

 

この二つ目の場合は、学校英語はまず「中学3年間の英語」をしっかりおさえましょう。そこが弱いと、アウトプットも同じように弱くなってしまいます

 

「中学3年間の英語」を、実用レベルに発展させるための練習が大切になります。

 

※《補足》

高校英語は文法事項が難しく、かつ量もかなり多いので、真正面から取り組むとかなり大変になります。それを全部カバーしつつ、実用英語も身につけようとすると、どっちつかずになってしまう可能性があります。

 

ですので、大学受験をする場合は、

  • 実用英語をいったん横に置いておいて、受験に全力を傾けて、大学に行ってから再開する
  • 早めに英検2級や準1級を取得して、入試での負担を大きく減らす 

などの工夫が必要になります。

 

[6]どんな道順がよいのか

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では、お子さんに将来「海外生活」や「英語を使って仕事」ができるようになって欲しい「目的地」に行きたい場合、具体的にどんな道順をたどればいいのか??

 

以下の3つが大きな指標になります。

  1. インプットは学校英語(特に中学英語)を確実に!
  2. アウトプット力がキモ
  3. 目指すは「アドリブ・即興」型の発話力

 

[7]アウトプット主体の学習 

アウトプット主体の学習には、さらに2つに分けられます。一つは「型通り」の会話を反復する学習。もう一つは「アドリブ・即興」型の会話・発話練習です。

 

「型通り」とは、

"Where are you from?!"

"I am from ~(場所)."

や、

”Do you have any brothers and sisters?"

"Yes. I have one big brother."

のように、決まったパターンを丸覚えするタイプです。

 

もう一つの「アドリブ・即興」型とは、自分の思い考え意見を言葉にして説明するタイプです。英検のライティング(課題作文)やスピーキング(二次試験)のような感じですね。

 

[8]目指すは「アドリブ・即興」型

アドリブ・即興型は、

”What is your opinion on the early age English education?” (英語の早期教育について、あなたの意見は?)

のような質問に対し、自分の考えを相手に伝わるように説明するものです。書いて作文にしてみたり、口頭で発表して相手に伝えてみたり、という型です。

 

この「自分の考えをまとめて、相手に伝わるように説明する」学習は、とても良い練習です!!!

 

以下に「自分の考えをまとめて、相手に伝わるように説明する」学習のメリットを挙げます。

  • 受け身の学習(言われたことだけをやる学習)でなく、主体的な学習になる
  • 「自分の考えは?」と自問する習慣ができる
  • 「なぜ」「どうして」を考える習慣ができる
  • 物事を論理的に組み立てる練習ができる
  • 国語(日本語)の理解も深まり、国語に応用できるようになる
  • 現実社会の問題を取り扱うことで、社会問題に対して当事者意識が生まれる
  • 主体的に考えて、現実社会の出来事に自分なりの視点を持つ

 

そして何より、これらが総じて「異なる考えを持つ人や、文化的背景の異なる人と、意思疎通を図る」ための良い土台になります。それぞれが「自分の視点」を出し合って、相手とキャッチボールをすることが、英語でのコミュニケーションのだいご味だと思います。

 

まとめ

あなたのお子さんが、「自転車に『乗れる』ようになりたい!!」と強く願ったとします。

 

そのときあなたは、自転車の「仕組み」を理解し、どんな「素材や部品」が必要で、どうやって「組み立てる」のかを「しっかり勉強しなさい」と言うでしょうか?

 

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あなたのお子さんが、修理工や自転車屋さんになりたいのであれば、それが必要になるかもしれません。

 

しかし「乗れる」ようになりたい!「乗れるようになって徒歩では行けない場所へ自由に行ってみたい」と思っている場合、必要なのは「乗る」ための練習ですね。  

 

私は、これは英語学習にも同じことが言えると思います。

 

英語を「使える」ようになって、外国に行ったり、異文化交流をしてみたいのか。

それとも英語の「知識人」になって人に教える仕事をしたいのか...

 

どちらが良いか・悪いかという問題ではありません。自分はどちらを望んでいるのか?ということです。

 

「失敗の本質」で述べられている【失敗】をしないために、「目的地」の設定と、「目的地へ至るための手段」を、それぞれ明確に定義することから始めてみてはどうでしょうか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございました! 

英語学習に「近道」はあるのか?

英語学習に「近道」はあるのか?

英語を話せるようになりたい、バイリンガルになりたい、小中高生の皆さんとその保護者の皆様、英語学習の進み具合はいかがでしょうか?

 

今回は「英語学習に『近道』はあるのか?」について書いてみます。

[1]Easy come, easy go.

英語を習得するには、「楽しく学べる」要素やモチベーション要素(「いつか英語を使って、映画に出てくるような生活してみたい♪」のような)が大切です。(私自身は外国への憧れ要素が9割を占めていて、英語学習そっちのけのまま留学してしまいました(-_-;)...当然、現地で苦労しました(笑))

 

英語のことわざに"Easy come, easy go."というのがあります。これは「簡単に得たものは、簡単に去っていく」という意味です。「ローマは一日にして成らず」とか「継続は力なり」、「千里の道も一歩から」などと同じような意味ですね。

 

わたしは、英語学習も同じことが言えると思います。ショートカットキーは無い。もし「簡単に」「すぐに」得られたとしても、同じように「簡単に」「すぐに」忘れてしまうでしょう。試験勉強前の一夜漬けがそうですね。

 

もしくは、「簡単に」「すぐに」得られる場合は、何かしらの「副作用」が必ずあるはずです。

 

でも、だからといって英語学習が「苦行」である必要はないです。というか、ショートカットキーが無いからこそ、長い過程だからこそ、「楽しく学べる」要素や「モチベーションを保つ」要素がとてもとても大切になります。

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[2]日本にいて英語を「話せる」ようになるための工夫

普段日本にいて、日本語で生活をしている私たちが、英語を話せるバイリンガルになるためには、上段で「楽しい」要素や「モチベーション維持」の要素が大切だと書きました。これはどちらかというと「心」の持ちようの工夫です。

 

それとは別に、テクニック的な側面、つまり「学習方法」の方を、どう工夫すれば良いのか?と考える小中高生やその保護者の方もおられると思います。

 

私が今までの留学時の経験、英会話講師としての経験、外国人の上司・同僚と一緒に仕事をした経験から、以下のサイクルが必須だと思います。

 

1.知識を入れる(インプット)⇒

2.たくさん実践できる環境(アウトプット)⇒

3.気づきと改善 ⇒ また1へ戻って繰り返す

 

この3つをバランスよく、かつ繰り返し何年も続けることができれば、日本にいても、十分英語が出来るようになるとわたしは考えています。

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<2-1>インプット:知識を得る 

1つ目の「インプット」ですが、インプットだけの英語については、過去30年以上にわたって指摘されている日本の英語教育の問題点ですので、あえて言う必要はないと思います。

 

私が中高生のころの学校英語は、インプット98に対してアウトプット2くらいでした(あくまで私個人の感覚)。今は、さすがにここまでではないでしょう。それでも、50対50までは届かないのではないでしょうか。理想は50対50ぐらいか、40(イン)対60(アウト)だと思います。

 

もしお子さんにとって、学校で優秀な成績をおさめることや、高校・大学受験に合格することが重要である場合は、「成績のため」「受験のため」と割り切って学習するしかないです。そして、受験が終わってから「実用的」「実践的」英語を鍛えるという方法です。決して不可能なことではないと思います。

 

<2-2>アウトプット:人を相手にした実践練習

2つ目「アウトプット」ですが、これは最近(英語に限らずですが)重要視されてきています。

 

わたしたちって、まず頭の中に「自分の考え」があって、それを「話している」「書いている」と思いがちですが、実はこれ、半分正解、半分不正解だそうです。

 

わたしたちの頭の中は、自分で思っているほど、整理整頓されていない。混沌としていて、しっちゃかめっちゃか!...それが「話す」ことや「書く」こと、つまりアウトプットをすることで初めて、「整理」されて「まとまり」が出てくる。「秩序化」されてくる。脳科学的にそうなんだそうです。脳は身体あってのもの。習うより慣れってやつですね。英語というのは半分は知識、もう半分は「実技」科目だと、わたしは思っています。

 

<2-3>気づきと改善

3つ目の「気づきと改善」は2つ目の「アウトプット」と連動しています。実際に英語を使ってみて、相手の反応を見てみて、「気づいた」今の自分に足りない点を、「どうすれば」改善できるのかを発見して、それを実行することです。この「プロセス」を経ないと、ずーっと上達しないまま同じレベルに停滞してしまうことになってしまいます。

 

また、同じ相手・同じ環境でなく、異なる人や、異なる環境ですることも効果的です。

 

[3]3つのバランスと繰り返し

今お子さんの英語学習は、1と2と3のバランスがどうなっていますか?偏っていないでしょうか。もし偏っていたとしても大丈夫です。ほかの2つを頑張って、バランスを良くすればいいのですから。

 

わたしが英語の講師として、「本気でバイリンガルを目指す小中高生」を支援したいと思っているのは、この3つ目の「気づきを得て改善する」部分です。

 

「アウトプット」練習が必要だと感じる方は、低価格でたくさんレッスンを受講できる大手の英会話スクールを活用するか、または実際に留学をしてみるといいと思います。

 

「インプット」 が必要だと思う方は、学校の勉強や学習塾の勉強を頑張りましょう!

 

もしもお子さんが上記に3つのステップのうち、3つ目の「気づきと改善」の部分が足りないと感じている場合、ひょっとしたら私に何かお役に立てることがあるかもしれませんので、その際はどうぞお気軽にお問合せください(最後に自分の宣伝になってしまい恐縮です)。

 

[4]最後に講師の「思い」

最後までお読みくださってありがとうございました。私が英語を教える講師として大切にしたいことは、

 

「投資した時間、お金、労力に見合う成果を出してほしい」

 

「若いうちに成功体験を積むことで、人生を創っていくための「自信」「向上心」「挑戦心」を養ってほしい」

 

ということです。英語を話せるようになりたい、バイリンガルになりたい、小中高生の皆さん(とその保護者の皆様)、ぜひその夢をかなえてください!

 

 

英語の講師、本音を語る

英語の講師、本音を語る

英語を話せるようになりたい、バイリンガルになりたい、小中高生の皆さん(とその保護者の皆様)、英語学習の進み具合はいかがでしょうか?

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このブログを始めて1か月半ほどになります。わたしがこのブログを始めた理由は、「将来日本語と英語のバイリンガルになって、留学したい!海外に住みたい!英語を使う仕事をしたい!」という夢を持っている小中高生の人を応援したいと思ったからです。また私自身、この4月に自分の英語講座を立ち上げて、受講生の募集を始めました。

 

わたしは、真剣にバイリンガルを目指す人やその保護者の方に、有益で役に立つ情報を提供したいと思っています。

 

今回私がお伝えしたいのは

週1回1時間のスクール通いだけで、英語を話せるようにはなることはない

ということです。

 

いきなり自分の首を絞めるようですが、その理由を説明する前に、ざっと私の経歴をお話しさせていただきます。

 

 

  • 帰国後にTOEICでは960点をとれたが、英検1級は2回続けて不合格。英検はあきらめる(17年後に再挑戦してぎりぎり合格)。

 

  • 大手の英会話スクールで英会話講師として働く。「楽しい」だけの英会話に違和感。

 

  • マレーシアのクアラルンプールにある日系の大手学習塾で働き、日本人学校に通う日本人の子供たち向けの英語の授業を担当する。

 

  • 東京の小さな中国語教室で事務員として働く。当時は中国語も学習していた。

 

  • 四大会計事務所系の税理士法人で働く。国際取引の税務コンサルをする部署で、外国人・日本人の上司・同僚といっしょに仕事をする。入所前に受けたTOEICは985点。

 

  • 四大会計事務所系のコンサルファームで働く。M&Aに関する部署で、外国人・日本人の上司・同僚といっしょに仕事をする。

 

  • 30代半ばでうつ病になり仕事をやめて帰郷。4年の治療・療養と2年のリハビリ後に社会復帰。

 

  • 町にある個人経営の英会話スクールで、英文法の講師(対象は小中高生と社会人)をする。17年ぶりに英検1級に挑戦してやっと合格(二次試験はぎりぎり)。TOEICも受けたが下降して945点。

 

  • 英語講師として独立

 

以上のような経験をしてきて、今わたしが率直に思うことをお話しします。

 

週1回1時間のスクール通いだけで、英語を話せるようにはなることはない

 

とてもとても大切なポイントなので言い切ってしまいます。週1回1時間のレッスンだけで、家での学習などが「ゼロ」の場合、何年続けても出来るようにはならない、と私は考えています。まず現実を直視することが大事だと思います。

 

ただ、これは納得される方も大勢いらっしゃると思います。部活動で考えれば、週1回だけ練習をする吹奏楽部と、週4~5日練習する吹奏楽部とでは、どちらが「自分たちの望むレベル」の演奏することができるかは、考えるまでもありませんよね。

 

また、過去に自分が苦労して習得した知識や技能を考えてみても分かり易いでしょう。例えば、料理、IT技術、スポーツ、楽器の演奏、絵を描く、ダンスなどなど。その知識や技能を、何も知らない自分の子供が、週1回1時間のレッスンだけで、習得できると思うでしょうか。無理ですよね。

 

もちろん多少は出来るようにはなるでしょうが、英語に関して言うと、多少できても「学校」や「仕事」で使えるレベルにはなれません。おそらく「英会話スクール」にお子さんを通わせる保護者の方のイメージには、願わくば外国人と「普通にお話しできる」レベル、できれば「長期滞在」や「仕事」も可能なレベルになってほしい、と思っているのではないでしょうか。

 

「楽しい!」の次へ

 

しかし、子供向けの英会話スクールはどこも「楽しく」学べるものばかり。それが一番大切なのは間違いないです。学ぶことが苦痛なら、やらない方が絶対ましです。しかし、長年英会話スクールに通った結果、「楽しかった!」けで終わるケースもかなり多いのも事実です。

 

ここ20年くらい、日本中に英会話スクールが乱立していますが、今も大勢の生徒を集めているスクールには、立派な講師やカウンセラーの方がたくさんいます。お客様に喜んでもらって受講料をいただいていることを自覚している、立派なプロの方たちばかりです。週1回の授業でも「楽しんでほしい」「喜んでほしい」と思って仕事をしています。少なくとも私が一緒にお仕事をした人たちはそういう人が多かった。でもだからこそ、何年も通った結果、「楽しかった」以上のものは残らないという危険も潜んでいるのです。

 

英語学習への入口として、「楽しく」学ぶことは必須です。私も100%同じ考えです。ただその段階から、もう一つ、二つ進んで「実際に話せるようになる」には、本人が自主的に家で学習したり、英語を話す環境を自分で作ろうとしたりと、主体的に学ぶという姿勢が必要不可欠になってきます。「楽しい」プラスアルファということですね。

 

必要なのは「主体性」と、教室を「うまく活用する」意識

 

では、わたしが「楽しい英会話」を超えて、「実践英語」を身につけるために何が必要だと考えているかというと、

 

  1. 本人の興味や熱意(最も大切!)
  2. 家族の支えと友人(仲間やライバル)の存在(2番目に大切)
  3. メンター(例えば学校の先生や教室の講師)のサポート(大切だが最後でよい)

 

(わたしの仕事でもある)「英語講師」によるサポートは、一番下です。三つの中で一番重要性が低いです。残念な現実ですが、講師が自分の役割をわきまえていないと、子供たちの力を最大限に引き出すことはできないと思っています。上の3つのうち、1.と2.が無いのにも関わらず、3.だけで「話せる」ようになることはまずありません。

 

身もふたもない話かもしれませんが、本人の学習意欲と自主性がすべてを決めます。「それがあったらわざわざ高いお金払って通わせないよ!」と言われるかもしれません。

 

でもそこが無いのに、だらだらと長期にわたって、無理して通わせることはお勧めできません。通っているうちに英語に興味を持つようになる、ことも考えられます。しかし、そうでない場合は、そこに投資している「お金」や「時間」、「エネルギー」をほかのことに使って、そこで何らかの成果を出す方が建設的、生産的だと思います。そちらで得た成功体験が本人にとっての「自信」になれば、その後でまた英語を再開しても十分に間に合うと私は思います。

 

わたしは20歳で初めて海外に行って、そこから少しずつ習得してきました。小中高生やその保護者の方は、今「英語ができない」「興味が出ない」からと言って焦る必要は全くないと思います。

 

 

出会いとご縁がなにより大切

ただ、最初は本人に「やる気」も「前向きさ」もなかったけど、スクールに通うにつれてだんだん「好き」になることは、十分考えられます。人との出会いが人間性を形作るってことですね。クラスメートがきっかけとか、先生がきっかけとかで、「英語が好き」になる可能性は十分にありますよね。

 

また、いろんな人に出会うことで、今まで知らなった「新たな」自分が目覚めることがあります。「あっ、こんな自分がいたんだ!」とか「あっ、こんなスイッチが自分にあったんだ!」みたいな。これ、結構大事ですよね。「英語」よりも「英語を通して得る新たな出会いと経験」こそが大切ということです。

 

ですので、なんでもかんでも「スクールは無駄だ」とか「行く意味ない」というわけではなく、あくまで本人やご家族がスクールを「うまく活用できるかどうか」にかかっているということです。

 

結局どうすれば「話せる」ようになるのか?

私が今までの留学時の経験、講師としての経験、外国人の上司・同僚と一緒に仕事をした経験から、英語習得に必要だと思うことは(今のところ)、

 

1.知識を入れる(インプット)⇒

2.たくさん実践できる環境(アウトプット)⇒

3.気づきと改善⇒また1へ戻って繰り返す

 

この3つをバランスよく、かつ繰り返し何年も続けることで、英語が出来るようになるとわたしは考えています。また、二つめのアウトプットは、同じ相手・同じ環境でなく、異なる人相手や環境ですることが大切です。

 

この3つの中の1つ目の「インプット」ですが、インプットだけの英語については、過去30年以上にわたって指摘されている日本の英語教育の問題点ですので、あえて言う必要はないと思います。私が中高生のころの学校英語は、インプット98に対してアウトプット2くらいでした(あくまで私個人の感覚)。今は、さすがにここまでではないでしょう。それでも、50対50までは届かないのではないでしょうか。理想は50対50ぐらいか、40(イン)対60(アウト)だと思います。

 

もしお子さんにとって、受験に合格することが重要である場合は、「受験のため」と割り切って学習するしかないです。その代わり受験が終わってから取り戻すという方法です。決して不可能なことではないです。

 

2つ目の「アウトプット」ですが、これもやはり偏ってしまうと、途中で成長が頭打ちになってしまうでしょう。たくさん英語で交流をしても、間違えたときや、言いたいことを正確に伝えられなかったときに、「どこが」「どのように」足りなかったのかを知ることが、更なる成長へつながるカギになります。

 

3つ目の「気づきと改善」は2つ目の「アウトプット」と連動していますが、実際のコミュニケーションを通じて気づいた「今の自分に足りない点」を、「どうすれば」改善できるのかを発見して、それを実行することです。この「プロセス」を経ないと、ずーっと上達しないまま、同じレベルに停滞してしまうことになってしまいます。

 

長い長い学習の旅

今お子さんの英語学習は、1と2と3のバランスがどうなっていますか?偏っていないでしょうか。もし偏っていたとしても大丈夫です。ほかの2つを頑張ればいいだけです。

 

わたしが英語の講師として、「本気でバイリンガルを目指す小中高生」を支援したいと思っているのは、この3つ目の「気づきを得て改善する」部分です。

 

[2.] の「アウトプット」練習が必要だと感じる方は、低価格たくさんレッスンを受講できる大手の英会話スクールを活用するか、または実際に留学をしてみるといいと思います。

 

[1.] が必要な方は、学校の勉強を頑張りましょう(笑)。

 

もしもお子さんが上記に3つのステップのうち、3つ目の「気づきと改善」の部分が足りないと感じている場合、ひょっとしたら私に何かお役に立てることがあるかもしれませんので、その際はどうぞお気軽にお問合せください(最後に自分の宣伝になってしまい恐縮です)。

 

最後に講師の「思い」

最後までお読みくださってありがとうございました。私が英語を教える講師として大切にしたいことは、

 

「投資した時間、お金、労力に見合う成果を出してほしい」

 

「若いうちに成功体験を積むことで、人生を創っていくための「自信」「向上心」「挑戦心」を養ってほしい」

 

ということです。英語を話せるようになりたい、バイリンガルになりたい、小中高生の皆さん(とその保護者の皆様)、ぜひその夢をかなえてください!

 

英語学習は遊びながら覚える(5)

英語学習は遊びながら覚えよう。すでに知っている事を使えば効率的!

英語を話せるようになりたい、バイリンガルになりたい、小中高生の皆さん(とその保護者の皆様)、英語学習の進み具合はいかがでしょうか?

 

我々の「日本語生活」には、実は大量の英語が浸透しています。知らずに使っていることも多いですが、それら「すでに知っている言葉」を使って英単語を覚えれば、まったくゼロから新しいことを覚えようとするより、はるかに効率的ですよね。

 

ということで今回も、普段、街で見かけたり、TVやネットで見かけたりする、「アルファベットの略語」を紐解いて、簡単に英単語を覚る試みをしてみましょう。

 

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BGM

“Back Ground Music” (正確には”Background Music”)の頭文字をとってBGMです。 “background”は、「背景・景色」や「境遇」「生い立ち」という意味です。なので ”BGM” とは、背景にかかっている音楽のことです。ちなみに、”They are from the same background.” (「彼らは同じ境遇の出身(生い立ち)です」)のような意味でも使われます。 

 

VIP

よく「VIP待遇」や「VIP席」ってありますね。これは、”Very Important Person”の略語です。"important"は「重要な」や「大切な」で、"person"は「人」という意味です。なので、”VIP”とは「とても重要な人物」となります。意外とシンプルです。

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RPG

テレビゲームやネットゲームで出てくるこの言葉は “Role-Playing Game”です。このまま日本語でも「ロールプレイングゲーム」と言います。”role”は「役割」という意味です。そして、ここでの ”play”は「~を演じる」の意味。”role-playing”は「役割を演じる」とか「その役になりきる」いう意味になります。

 

私が子供のころは、やはり「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」を夢中でやりました。今もまだシリーズが続いているのがすごいです。これらのゲームは、自分を「ゲーム内の」主人公に投影する、つまり主人公に「なりきって」、別の世界を疑似体験するわけです。仲間を見つけたり、敵を倒したり、成長したり、敵に倒されたり。これらをゲーム内で疑似体験する。そういう意味で、自分が「ゲームの中の主人公」になりきる、つまり”role-playing”なんです。 f:id:RYOKIKI:20210418151308j:plain

 

余談ですが、わたしがアメリカにいたころに、アメリカ人の友達もこの「ドラクエ」のことを知っていて、「まさかアメリカ人とドラクエ話ができるなんて!」と感動したことを覚えています。アメリカでは、「ドラゴンクエスト」ではなく”Dragon Warrior”という名前でした。直訳すると「竜の戦士」ですね。

 

ちなみに「ドラゴンクエスト」は、”Dragon Quest”、「竜の探求」という意味です。この”Quest”(「探求」)と似ている言葉、思い出しませんか? "Quest" + "ion" = ...そう、“Question” "question"です。question は「質問」「疑問」という意味ですが、分からないことを、分かるまで "quest"する(「追い求める、探求する」)ってことで「質問」の意味になってるんですね。

 

余談ついでに「ファミコン」(ファミリーコンピュータ)は、アメリカで ”Nintendo”、「スーファミ」(ス-パーファミコン)は ”Super Nintendo" と呼ばれていました。25年近く昔の話です。

 

PTA

これは”Parent Teacher Association”の頭文字で”PTA”です。子供の親(”parent”)と、学校の先生(”teacher”)の「連合」「共同体」(”association”)です。

 

無線LAN

Local Area Network” の頭文字で”LAN”です。”local”も最近では日本語化してます。「ローカルフード」(「地元または地域特有の食べ物」)や「ローカルルール」(「地元または特定の地域だけにあるルール」)のように、「地元の」や「地域の」の意味で使われます。

 

そして”Local Area Network”とは、「特定の場所に広がっているネットワーク」の意味になります。代表的なものが”Wi-Fi”ですね。家にWi-Fiの無線ルーターがあれば、家じゅうどこにいてもスマホタブレットでインターネットにつながれます。その場所だけで使える電波、そしてネットワークということです。

 

4WD

車の車体に”4WD”とかかれているのを見たことある人も多いと思います。これは、”four (4) Wheel Drive”の頭文字で”4WD”です。日本語で言うと「四輪駆動」のことです。エンジンの力が「4つの車輪」全部に伝わるタイプの車です。2WDは "two (2) Wheel Drive"「二輪駆動」で、エンジンの力は「2つの車輪」(前2つ又は後ろ2つ)にだけ伝わっている車のことです。

 

“wheel”とは車輪のことです。日本語でも「ホイール」と言ったりします。車いすは"wheelchair"または"wheel-chair"です。ただ注意が必要なのが、この”wheel”は車輪だけでなく、「形が丸い」ものを指すときにも使われます。例えば、車の「ハンドル」をいうときに、”handle”ではなく、”steering wheel”と言います。「車輪も "wheel" でハンドルも "wheel"?」と思うかもしれないですが、そうなんです。

 

ここは注意が必要ですね。私もアメリカに行って、「ハンドル」の意味で ”handle” とそのまま英語読みして、まったく通じずに現地の人に直されました。日本で当たり前に使われているカタカナ英語でも、実際には違う意味のものも結構あるので、外国に行く際には注意が必要です。

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<補足:文法学習>

話がわきにそれますが、一つの時は"wheel"で、複数の時は "s" をつけると習います。だから「4つの車輪」であれば "four wheels" になるはずじゃ?と思う人もいるでしょう。そうです、数字がもの(名詞)を修飾する場合、複数の場合は普通 "s" が付きます。"A car has four wheels." のように。

 

しかし、"four-wheel drive"のように、「数字+ハイフン+名詞」で形容詞の働きをする場合、複数であっても名詞に "s" はつけません!「数字( "four")+ハイフン("-") +名詞("wheel")」で "four-wheel"(「四輪の」)という形容詞の働きをします。それが"drive"(「駆動」) を修飾して「四輪駆動」)となります。

 

ほかの例を挙げると、「8時間の睡眠」と言いたい場合、"eight-hour sleep" と言います。「数字+ハイフン+名詞」("eight-hour") が形容詞として「睡眠」("sleep")を修飾しています。こういったケースでは"s"はつけません。ちなみに、"I slept eight hours yesterday."のように、「数字+数えらえる名詞」がほかの名詞を修飾しない場合は、普通に"s"をつけます


エピソード記憶の重要性

さていかがだったでしょうか?学校に、部活に、習い事に忙しい小中高生のみなさんが、「英語を話せるようになる」「バイリンガルになる」という目標を実現するには、ひと工夫もふた工夫もしなければなりません。その一つが、「エピソード記憶」を活用することです。人間は、何か心が動くような出来事をより鮮明に記憶する、という性質です。

 

何かを記憶しようとするときに、「へー、そうなのか!!なーるほどね !(^^)!」と心が動くと、簡単に記憶できます。反対に、頭ごなしにただ暗記しようとすると、意味のないアルファベットがただ並んでいるだけに見えるので、退屈で興味も持てずに、心は動きません。ですので、学習の仕方を、自分が興味を持てるような形に自分で変えていくという工夫が必要になります。

 

もちろん、時には丸暗記が必要なときもあります。必要に応じて使い分けていってくださいね。